売り込みなしで物を売る!新しい未来型のセールス術。
情報商材の場合は特にですが、情報販売側と受け取り側に落差がある。これを著書では情報の非対称性と言っているのですが、フェイスブックやツイッター,2chのおかげ!?でこの差が埋まっているのは日本もアメリカも同じです。
本書では中古車販売を例に、故障車の外見だけを塗り替えて売ってしまっていた会社が徐々に立ち行かなくなるプロセスを書いていますが、情報はタダという時代がすぐそこまできているのですから、きっとこのようなビジネスは徐々に立ち行かなくなる。
一方的なアドバイザーから、協力者のへとの変身こそが、これからの未来のセールス術なのかな?という思いが第一です。(新世界アフィリエイトの世界観に通じます)
これって教育の世界にも言えることで、今までは先生=情報保持者>生徒=情報不保持者という構造が崩れ、ウィキペディアで調べられることを授業する先生のクラスがどんどん学級崩壊している現状に似ています。
教育論に置き換えて熱く語っちゃいたいんですが(笑)、このサイトはネットビジネスに特化しているので、この方面から語ってみたいと思います!
ハードカバーで1700円とちょっと値段が張るし重たいのですが、一見の価値ありですよ
セールスに必要な6つピッチ
私は常に心の中に「で具体的には?」という言葉を常に持っているのですが、それが出てくるまでに170ページを読まないと私が必要な情報にに触れられませんでした(笑)
書籍のわずらわしさの一つは、欲しい情報を手に入れるまでに「時間がかかる」ことなのです!PDFと違って「コントロール+F」でキーワード検索がかけらねない!
で、こうしてHPで発表できるまでに丸1日かかってしまいました。
200P以上ある本の中で、今回取り上げたいのは自分の強みを相手に伝える時のセールストークです。自分で自分の良さと本質をつかむために、本文の記述を参考にしながら説明します。次のポイントに気を付けてみましょう。
本書「人を動かす新たな三原則」の中ではセールスに必要なスキルの一つとして「ピッチ」を取り上げています。
英語ですがHPはこちら:https://www.danpink.com/pitch
(ピッチャー=売り手,キャッチャー=買い手だと思ってください)
「究極に短いワンワードのキャッチコピーを作る能力。50語を25文字に短縮。それを六語にする。その六語のうちの一つピッチとなる」(本書)
⇒これは自分のHPやブログの究極のテーマです。ワンワードの価値。当サイトでいうのであれば「誠実」「具体性」「明瞭」に代表されるような大きなテーマを常に意識しておくことが重要ということ。
私のHPはそうなっているのでしょうか? ちなみにブログのテーマは「破壊」「創造」です・・・多分(笑)
「説得力のある主張なら、質問型ピッチを用いる。説得力に欠けていると思うのなら、質問ではなく断定的に述べる。しかしそれならいっそ新たな質問を見つけた方が良い」(本書)
⇒ 著書の中ではレーガン大統領のスピーチを例にだし、「我が国の経済状況は過去四年間に渡り悪化の一途をたどってきた」→「四年前よりも暮らし向きは良くなってきただろうか?」に言い換えています。
このように疑問文を投げかけることで、説得力を増した方が良い。ただし、自分が豊富に情報と知識を持っている場合、問いかけを繰り返しておくことで信頼度を持たせる。
反対にあまり自分が情報を持っていない場合は、『個人的にこう』思うと断定してしまうことが大切!
⇒韻を踏んだ方が良い。リズム感のある言い回しの方が相手の脳に残るということです。「セブン・イレブン・いい気分!」です。キャッチコピーのタイトルは意識しても良いでしょう!
「有用性か好奇心に訴えかける」「なるべく具体的に書く」
⇒ メールの開封率を上げるコツですね。忙しい時間帯に投稿する場合は有用性を重視したタイトルに、暇な時間帯なら好奇心に。そして数字を使って具体的に書くいた方が効果的とのこと。
「もっとも低い評価を受けたツイッターは①不平不満『飛行機遅れているよ、またか』②現在の行動『これからツナサンドを買うところ』③存在の維持管理『みんなおはよう!』である」
⇒この三つはやってしまいそうですね(笑)私も深夜に不満をつぶやいちゃったりしています!やはり学びが無いものは意味がないのです。
制限の140字で書くのではなく120で書いてリツイートさせるのも大切だということ。
ちなみに最高のつぶやきとは?『フォロワーへの質問』だそうです!嬉しいですもんね!!
6 ピクサーピッチ・・映画ピクサーのストーリーの作り方です。(ニモ・トイストーリーなど)
昔々・・・毎日・・・ある日の事・・・・・そんなわけで・・・そんなわけで・・・そしてついに! という文章構成を取る
⇒最後に本書のエッセンスがまとまっているので!
「昔々、一部の人たちしかセールスに関わっていなかった。毎日、彼らはモノを売り、ほかの人は別のことをして、誰もが満足をしたいた。ある日のこと、何もかもが変わった。誰もがセールスに携わるようになったのだ・・・。
しかも、”買主は気をつけよ”の世界から、”売主は気をつけよ”の世界へと変貌を遂げた。そんなわけで、新たなABCを学ばなくてはならなくなった。「同調」「浮上力」「明確性」のことだ。
そんなわけで、新たなスキルも身につけなくてはならなくなった。ピッチ、即興(インプロ)、奉仕だ。そしてついに、売るという行為は、情け容赦のない市場文化に、否応なしに迎合することではないとわかった。
本来わたしたちがもつ性質の一部であるのだから、これまでよりも人間らしくふるまうことにより、これまで以上に上手にこなせるようになる。」
この最後のエッセンスが250ページに渡り詳しく説明してあります。結構歯ごたえのある本ですが学びは多いです。一番驚いたのは、ダニエルピングさんと村上春樹さんが似ている!という最後の分析。
村上ファンの私が知らず知らずに手に取ってしまっていたとは!?不思議な縁でつながりました。
質問は気軽にどうぞ!お互いメリットがあれば最高ですね!