アフィリエイトをやっているとどこかで心理戦を仕掛けられた気分になったり、自分でも必要以上に相手の心理を考えて筆が進まなくなったりします。
特に情報商材・コンテンツ販売・SNSのあおりを毎日見ていると水面下ではすさまじい心理戦が行われています。一方分かっていても逆らえないというのが本能に刻まれた行動のくせです・
普段の何気ない会話でもみなさん使ってると思いますが、折角なので「用語として暗記」してしまうことで、ライティングの技術に活かせるかと思います。
アフィリエイトでよく使われる心理学用語と例文
用語 | 解説 | 例文 | 情報見極め/デメリット |
アンカリンク効果 | 最初の数字に後が引きづられる | 10万円相当が今だけ○○円 | 前提の数字の正しさは? |
アンダードッグ効果 | 負けに同情 | ダイエットに失敗し続けた・・ | 今回も失敗では? |
ウィンザー効果 | 第三者の声を信じる | ○○さんのお墨付き | 口コミを買ってないか? |
ヴェブレン効果 | 高いものはいいもの | 100万円分相当の・・ | 原価の算出基準は? |
カクテルパーティー効果 | 都合の良い情報だけ解釈 | 実はコピペだけで稼げる | 全体的に見たらどうか? |
カリギュラ効果 | 禁止されると見たくなる | 悪用厳禁・悪魔の | 禁止理由の正当性は? |
グッドマンの第二法則 | 悪評を信じたくなる | ○○に騙された人へ | 悪評の捏造はない? |
権威性の法則 | 権威ある人に惹かれる | ○○さん推奨 | 名前貸しじゃないか? |
クレショフ効果 | 連続を無意識に関連させる | 美女とお金とお肉写真 | 本当に関係してる? |
コントラスト効果 | 物事を比較してしまう | ○○コースならお得 | 比較基準と理由は? |
シャルパンティエ効果 | 同じ重さを錯覚 | 一日あたり300円 月額1万円 | 単位を置き換えてみる |
スノッブ効果 | 希少性に惹かれる | 10部限定商品 | 本当に限定なのか? |
ストループ効果 | 異なる情報(色など) | 文字や写真の色を変える | 色や写真を消しても本当? |
スリーパー効果 | 怪しさが眠って消える | 3回目のお知らせです | 初めの違和感を再確認 |
単純接触効果 (ザイオンス効果) | 触れる回数で親しみ | 連続メルマガ 用語の繰り返し | ネタ切れじゃないの? |
松竹梅の法則 | 真ん中を購入したくなる | 3つの値段を提示 | 本当に3択なの? |
ツァイガルニク効果 | 続きが見たくなる | 3回だけ動画無料 | 結局全部不完全では? |
ディドロ効果 | 他の最高が欲しくなる | 最高を1つだけ | 本当に1つで終わる? |
バーナム効果 | 自分ごとに感じる | ○○でお困りのあなた | 主語変えても当てはまらない? |
ハロー効果 | 他の印象に釣られる | 元ホストのセールス術 | 自分と同じ条件か? |
ピークエンドの法則 | 初めと終わりで判断 | 高額表示→低額表示 | 過程も重要では? |
フットインザドア | 小さなお願い→大きなお願い | 初回無料 | 初回しか良くないのでは? |
フライミング効果 | 最初に見た印象を引きづる | ○○がしたいと思ったことは? | 当たり前のYESに注意 |
返報性の法則 | お返しをしたくなる | 無料プレゼント | お返しの意味ある? |
バイヤーリモース効果 | 買わないことを後悔 | ○○した人は得しましたね! | 反対の意見はどう? |
プロスペクト理論 =機会損失の法則 | 機会損失を嫌う | ○○をやらないと終わる | 別の損失を生み出してないか? |
両面提示 | デメリットを知ると信頼 | メリット・デメリット | どの立場からの利点? |
とまあ沢山あるわけで、SNS・メルマガ・LINEや動画でも毎日目にすると思います。あまり考えすぎると人間不信に陥りそうですが(笑)
疑いを抱かせること事態が巧みに仕組まれた戦術だったりしてもうわけがわかりませんよね・・。
でも、普段の行動もなるべく意識的にすることで、いざという時の訓練ができるかと思います。
YouTube系は引きの強いサムネイル多いっすね。
心理テクニックが最も有効に使えるのがセールスページ
もっとも心理テクニックが有効に使えるのがセールスページですね。いくら集客がうまく行っても買う気にさせないとなかなかオンラインで商品に手を伸ばしてもらえないものです。
- コントラスト効果・・他社との一覧比較
- ウィンザー効果・・○○さんの口コミ
- 両面提示・・・メリットデメリット
普通に化粧品やサプリのセールスページにも使っているはず。もはや特別ってことじゃなくて上位ページを見れば明らかですね!
SNSアフィリエイトで使われる心理テクニックと注意点
心理学のテクニックをついた手法はライティングはもちろんTwitterや動画を基本とするSNSで頻繁に使われています。マインドシェアのために、拡散のために以下のような企画は多いはず。
- 返報性の法則・・SNSでのプレゼント・お金・ギフト配り
- カリギュラ効果・・・この際だから言うけど
- ツァイガルニク効果・・続きはプロフへ「 」
という感じでめちゃ見かけるんですよね。マインド論ばかりの集客アカウントに多用されてます。
情報商材アフィリエイトに使われる心理テクニック
SNSやPPCで集客したらLINE→メルマガというのが王道の流れです。その中でどのようなセールスを仕掛けていくのか?というのはまさに行動心理学に基づいた理論が使われています。
- ザイオンスの効果・・毎日届くメルマガ
- ツァイガルニク効果・・・3回までセールス動画が無料
- バイヤーリモース効果‥買った人はおめでとう!
伝えるための手段は情報に限らずあらゆるお取り寄せ通販・美容院からのお知らせでも同じように行われています。情報商材の場合はめちゃくちゃ分かりやすい形で表現されています。
心理学は対立の概念もあるので使い方に注意しよう
セールスに・恋愛に・ライティングや営業トークにに応用される心理学ですが、用語は真逆の概念も多く、どちらが相手にヒットするかは読者の経験にもとづきます。
例)
バンドワゴン効果・・・勢いのある人
⇅
アンダードッグ効果・・・負け戦にいる人
ですので、やみくもに用語を振り回すのではなくどのような状況で使うかは計測と修正が必要ですね!
アフィリエイトの心理学は普段の仕事に活かせます
アフィリエイトの面白さって普段の仕事に活かせる技術を学びながら稼げることだと思っていて、別に他と切り離されたビジネスじゃないです。
よく考えたら当サイトでも心理学系の本は割と紹介してきました。
行動心理学・ビジネス心理学の本は多くの方が紹介していると思うので、別の角度から自分は解説します。
先ほどの法則を使ってますよ?
プロ弁護士の心理戦

今回の例で面白かったのは近隣同士のトラブルが刑事事件に発展してしまったケースです。
被害者「いくら積まれても示談はしません」
弁護人「差支えなければ、そこまでおっしゃる理由を教えてもらえませんか?」
被害者「あいつの顔なんて見たくもないんだよ!刑務所にぶちこんでもらいたい」
弁護人「顔を見たくないなら、彼らが引っ越すならどうです?もうこの町にいなくなるならば?」
被害者「え、ああ、それなら・・・」
ということで引っ越しという手段で解決した例が紹介されています。
住居移転の自由が憲法にはありますので、いくらお金を払っても隣の住人を引っ越しさせることはできない。その裏を欠いた非常にうまい説得術だと感心しました。
「よく考えてみれば、この点に妥協点があるのでは?」「値段が全てじゃありませんよ?」なんて説得するのです。
⇒ 具体的な話を始める前に抽象化した内容で合意を得ることで話が進む
「身に着ける物は大事」→「良いものに囲まれることが大切」→「インテリア商品のセールスへ」と向かうという例が載っていますが、いきなり商品説明をするのではなく、外堀から埋めるというアイデアも有りでしょう!
いきなり稼げます!とか、すぐに治ります!なんていうのはウソっぽいですよね。
まずは稼ぐ事は悪いことじゃないという合意、そこから少しずつ情報商材を売るなどのステップが必要だということです。弁護士さんの高額受注とかもこういうのが使われてるかも!?
金額にこだわる相手に時間軸を与える。本書の中では「500万円以下の賠償額では嫌です!」という相手に対して「500万円の支払いなら10年後でも良いですか?」
という質問を投げかけ「いやそれはちょっと・・」という相手に対し、「では金額と支払時期ではどちらを優先に扱いますか?」と相手の視点を変えています。
視点を変えることで、この場合は時間を優先する人の心には強く響くというわけですね!
1か月後の10キロよりも一週間で500グラムずつ落としませんか?と言った方が、やる気になる人がいるのではないでしょうか?
一瞬でYESを引き出す 心理戦略

続いてメンタリストですね。
結構多くのメルマガがこの時間に届きませんか?SNSの反応が良いのもこの時間。
- 物を食べた=飲み込んだ時に人は説得されやすい。
- 仕事後のリラックスしている時間帯は受け身になっている可能性が高い
使えそうだったので記憶に残っています。
ごくよくわかりますね。暑い日なんて何するのも嫌ですから!暖色・寒色を使い分けて、サイトにも彩りを与えてみてはどうでしょうか?
ブログやHPでやると、同一コンテンツとみなされてペナルティーを受けるので注意。メルマガなら繰り返しが効果を生みますよ。本当にやってない人は損してる!
職場系心理学

職場系心理学の中にはその文字通り、心理テストがでてくるのですが、そこで紹介する自己洞察テストを元にすれば、
他人へのアプローチの傾向がよくわかりすし、その分析結果によってメルマガやブログ,HPなどの自分のキャラ設定と、
文章スタイルができあがると思います!
例)
CP・・・父親的な心理「こうあるべきだ!」
NP・・・母親的な心理「それでいいのよ!」
→バランスが崩れると「ウザい説教屋(CP強)」か「ルーズで約束を守れない(NP強)」となる
FC・・・無邪気な自己表現の子供心
AC・・・他人の期待に沿う子供心
FC(強):誰とでも友達が作れるが長続きしない
FC(弱):感情が出ないのでネクラと思われる
AC(強):相手に合わせすぎて疲れてしまう・・。
といわけです。凄い勉強になりますよね。
メルマガアフィリエイトでもCP値を高く設定しすぎると高圧的な物の言い方になると思いますし、NPが高いと今度はいい加減に見えてしまうl。
FC値が高い人はコアなリピーターさんを作ることができないなどなど、自分のキャラ設定や文章スタイルを決める際の指標としても非常に役立つと思いませんか?
脳には妙な癖がある

この本の中には信頼度というコーナーで、ある実験が行われており、自分が相手にお金を渡した場合、その金額が3倍になる。
相手は渡された金額の一部を、返却するというルールに基づいてトレードがなされます。
脳がもっとも相手を信頼に足ると判断するには、相手に先に渡した金額の総量によるというデーターがあります。
脳はそれほどまでに利己的なのですね。何かくれなきゃ信頼しないってことです(>_<)
ちなみに信頼を裏切られた時、また、そのせいで相手がが罰を受けている場合が面白い!
- 男性は相手に対する同情がほぼ100%消失する
- 女性の場合はつらい思いをしている人に40%思いを寄せる
脳科学からすると「ザマミロ!!」と思うのは男性ってことです。
人間の脳は「因果を初めから知っていた」と思うくせがあるようです。
「あの時に株を売っていれば良かった!」もっと慎重に運転していれば!!」という後悔も自分は初めから結果を知っていたとでも言いたげな態度は脳の機能によるところが多く、このバイアスは相当根深くいくら注意しても取り除けないということ。
国産牛・有機野菜というだけで、それをブランドだと思ってしまう人はいませんか?私も国産の文字に弱い(笑)
この目に見えない雰囲気とかブランド戦略に人の脳は強く反応してしまうんだそうですよ?
ちょっと欲望に弱いなという人は要注意ですね。年末恒例の芸能人の目隠しブランド当てをみれば十分納得です。
自分の意思は脳がコントロールできない!?
最後に3つの面白い実験を紹介しようと思います
①脳の人間の頭頂葉のある部分を押すと、人間は特定のパーツを動かしたくなる
→意思が電気信号で生まれる。
②前頭葉の前運動野刺激すると、実際に身体の一部が動く
→本人には動いたという自覚はない
③頭頂葉を強く刺激する
→体は全く動いていないが、人は自分の体が生き生きと動いたと感じる
この三つから言えることは何か?
人は自分の意思をコントロールできないし、それを自覚することもできないという事です(>_<)
私たちは「自分の感情は自分で分かっているし、自分の行動は自分の脳が決定している」と思うかもしれませんが、どうやらこの実験から判断すると、そうは言えないようですよ。
サブリミナル効果なんてちょっと嘘っぽいけれど、私たしは無意識のうちにに既に行動を決定している。その事実を受け止めると同時に、無意識に働きかける効果を研究すれば、みなさんのビジネス戦略に大きく役立つという事ではないでしょうか?
アフィリエイトのライティングに関してはテンプレートを作りましたので、これらの法則をうまく使って是非とも売り上げのばしてください。

質問は気軽にどうぞ!お互いメリットがあれば最高ですね!